マルチメディア推進フォーラム PART850【オンライン限定】
「データセントリックネットワーク」
WEBでお申込み メール申込用フォーマット PDFファイル(FAX申込書付き) | |
開催日 | 2021年3月18日(木) 13時00分~17時00分 |
---|---|
場所 | オンライン限定 |
受講料 | 52,150円 (消費税込) |
趣旨・論点
●デジタルデータが主役となるこれからの通信ネットワーク●データセントリックを実現するネットワークプラットフォーム
●データセントリックを実現するネットワークアーキテクチャ
●デジタルデータを価値に変え新ビジネス創出に挑む
デジタルデータは21世紀の石油。インターネットの拡がりと利用増大、IoT(Internet Of Things)の高度化により、人のみならず企業や大学などのコミュニティ、自動車、工作機械、家電など全てのモノがインターネットに繋がるようになった。また、ICT(Information and Communication Technology)の進化に伴い、大量のデジタルデータがインターネット上に生成されると、それらを収集、蓄積、分析、制御のサイクル経て、様々な業務への利活用や今まで創造できなかった斬新なサービスに繋がることが分かってきた。気候を予測した室内の温度制御、市場の販売実績に合わせた工場ラインの稼働制御、交通量や周囲の状況を分析することで実現する自動運転など、デジタルデータは、人々の生活や産業を大きく変えてしまう、正に、19世紀後半から20世紀にかけて、石油が中心となって産業の大変革をもたらした状況が再現されるであろう。
しかし、多数のデバイスやコミュニティ、人々から生成される多種多様なデジタルデータを集め、世の中の様々な事象にフィードバックするためには、エンド・ツー・エンドを繋ぐことを目的とするコネクションセントリックな従来型の通信ネットワークの仕組みでは実現が難しい。5G(第5世代移動通信システム)は、高速・大容量、低遅延、多地点接続を提供する通信ネットワークであるが、依然としてコネクションセントリックなアーキテクチャであって、デジタルデータが最大限に活用できるとは言い難い。
ポスト5Gあるいは次の世代に向け、データを中心に据えた新たな通信ネットワーク、すなわちデータセントリックネットワークのアーキテクチャが検討されている。TCP/IPを捨てる大胆な発想や、IPルーチングに変わる通信プロトコル、デジタルデータを効率よく流通できるプラットフォームなど、革新的技術が研究されている。デジタルデータが柔軟に流通できるようになれば、現実世界とサイバー空間を連携することで新しい価値を創造するCPS(Cyber Physical System)や、現実世界をサイバー空間に再現し社会の様々な課題を解決するするデジタルツインの実現が、一気に現実味を増すであろう。
今回のフォーラムでは、インターネットに埋蔵された大量のデジタルデータを採掘し利活用することで、21世紀の人々の生活や産業の大変革を狙う各界の有識者に登壇いただき、デジタルデータを中心に据えた新たな通信ネットワーク、データセントリックネットワークについて議論する。
(座長-総合司会)
東京大学 名誉教授 齊 藤 忠 夫
スケジュール
各講演最後に質疑応答を設けてあります。
- (基調講演)
「デジタルデータが主役となるこれからの通信ネッワーク」 -
- 東京大学 名誉教授
齊 藤 忠 夫 氏
- 東京大学 名誉教授
- 「データセントリックを実現するネットワークプラットフォーム」
- ●IOWN Cognitive Foundationのデータハブ
● TCP/IPに変わるデータに最適な通信プロトコル
- 日本電信電話株式会社
研究企画部門 IOWN推進室
室長
川 島 正 久 氏
- 日本電信電話株式会社
(休憩)
- 「データセントリックを実現するネットワークアーキテクチャ」
- ●Multi Access, Multi path Convergence
●Data Intensive Network
●Hybrid ICN
- シスコシステムズ合同会社
業務執行役員・Distinguished Architect
河 野 美 也 氏
- シスコシステムズ合同会社
(休憩)
- 「デジタルデータを価値に変え新ビジネス創出に挑む」
- ●パーソナルデータからデジタルデータ流通へ ~Smart Connectivity ~
●デジタルデータ活用事例
- 日本電気株式会社
デジタルサービスソリューション事業部
シニアマネジャー
高 木 健 樹 氏
- 日本電気株式会社